11月27日(土) 「生路の三白」と老舗の酒蔵・かっての主要産業織物工場跡を巡る 26名の参加がありました。

 東浦町観光協会が企画した「東浦を再発見しようツアー」にふるさとガイド協会はガイドを担当しました。社会福祉協議会など町の他機関からの協力依頼に基づいてのガイドはありますが、今回のような参加費徴収募集型イベントは初めてとなります。

 観光協会が参加者を募集(広報)、参加者用のパンプレット作成、会費の徴収、参加者の記念品を担当し、ふるさとガイド協会は当日参加した26名の皆さまを案内しました。

👇参加者に配られた記念品など      👇生路コミセン特設受付での様子

 生路の三白の一つ「生道(生路)塩」は京の東寺に御供物として奉納していた塩である
ことが平安時代の法令集(延喜式)に記されていす。      
生路は「白砂糖」作りに執念を燃やし成功させた記録があります。この方は「原田喜左衛門」。
白砂糖は尾張藩から8代将軍吉宗公に献上されました。神後院には翁の墓があります。これが

二つ目の「白」です。

三つ目は木綿。東浦の一時代を支えた織物業は生路が中心生産地でした。当時の生路は他を

はるかに凌ぐ、活気のある街でした。

   

 生路の織物産業は最盛期には168軒の工場がありました。今は1社が稼働しています。

 今回は大生紡績工場跡地の内部を神谷町長のご厚意で入ることができました。参加者のため

にわざわざ作っていただいた「目で見る工場の歴史」を説明。その後、昭和22年に建てられた

旧女子寮の内部を見学しました。かっての面影を偲ぶことができ、貴重な経験でした。部屋に

貼られていた、吉永小百合さんの写真を見て若かりし頃の自身を思い巡らせていた方もいたの

ではと。

 また、東浦唯一の酒造所、「原田酒造」は昔ながらの製造法で伝統を守り続けています。

詳しく工程の説明をいただきました。11月28日中日新聞で「熱々・・・地酒をくいっと」の

見出しで「生道井 純米大吟醸 夢吟香」の記事がありました。説明を思い出しながら読ん

だ方もいたと思います。タイミングの良い見学でした。

 

👇伊久智神社で説明する浪崎ガイド(左)と酒井ガイドグループ

👆参加者を案内する長坂ガイドの皆さん   👆神後院でご住職から参加者に一刀彫り

                      の仏像をいただきました

コース: 生路コミセン→天満→→伊久智神社(大楠)→北部屋けいこ部屋跡→神後院→

           生路井→原田酒造見学→大生紡績工場跡見学→生路コミセン

参加ガイド:浪崎、長坂、酒井(以上メインガイド)河合、戸田、石原、大場、杉浦、森

      山本、杉野、林、深谷(邦)、高橋、大林

    

 神後院のご住職から思いがけず参加者に手作りの一刀彫り仏像をいただきました。皆さまに御利益があることと思います。

 今後ともふるさとガイド協会は観光協会とともに地域の歴史と文化はもとより、産業文化など新たな視線で「ふるさと東浦」を発信していきたいと思っています。